ビジネスマンであれば、誰でも会計や簿記の知識は必須なものだと思っていると思います。
しかし、学生時代に簿記をかじった経験のない人は中々とっつきにくいと思っているのではないでしょうか?
まぁ、私のことなんですけどね(スミマセン・・・)
学生時代は理工系だったので、簿記や会計に関する話は同じ数字を扱う分野なのにさっぱりわかりませんでした。ところが社会にでてからは当然の事ながら会計や簿記の知識を身につけていなければ話にならず、眠くなる目をこすりながらなんとか勉強したものです。
餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるかはどちらかというと、
当時の私のような、簿記・会計をこれから学ぼうと考えているビジネスマンや就職活動生が簿記会計に対する拒絶反応をすんなりと解いてくれる一冊です。
父親の会社を突然引き継ぐことになった主人公が
会計士と相談するということから物語は始まります。突然社長となった主人公を幹部は心良く思っておらず、数々の嫌がらせをしてきます。主人公が会計士のコーチングを受けながら、一歩一歩経営者としても成長していく過程の中で会計の知識を分かりやすく解説しています。
実際の現場では、もっと複雑な流れがあったり中心となるテーマが別のものになってきたりするのですが、物語としても純粋に楽しむことができ、ビジネスの展開とリンクした形で解説されているので、大まかな形の財務・会計の流れと知識を理解することができます。
自分自身が会計の勉強を始めたときに、この本に出会っていれば拒絶反応と戦うことなく楽しく会計を勉強できただろうなぁ・・・
と思いました。本の最後のほうでは財務の流れを
- 財務の視点
- 顧客の視点
- 業務の視点
- 学習の視点
といった4つの視点で考えるバランスト・スコアカードの考え方を紹介しています。私はこの本で初めてバランスト・スコアカードの考え方を知ったのですが、会社の事業と財務がどのようにリンクしているのかを大変理解しやすい形にしてくれるんだなぁと興味を強く持ちました。
また、タイトルについては裏話がありまして、この本が発売された前後に会計本でインパクトのあるタイトルがついたものが立て続けに発売されており、出版社の意向でインパクトのあるタイトルに変更されたという経緯があります。もちろん、タイトルに関した話題も主人公と会計士の間で取り上げられていますが、これはこれで「なあるほど」と納得できる内容になっています。
1~2時間ほどで一気に読み上げることができ、会計に対する拒絶反応をなくすことができるという点でこの本はお勧めです。
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